日常のケアー
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日常生活の注意点
高血糖の状態が続くと、
体に入った細菌を殺す白血球の働きが弱まります。
また、細菌の養分となる糖分が多いため
細菌による病気(感染症)にかかり
やすくなり、かかると治りにくくなります。
そのため、日頃から気をつけて
いかなければなりません。
フットケア
足は神経障害や血液障害が起りやすい部位です。
また、目に触れにくいことから治療が遅れがちになり、
気づかないうちに傷や火傷、水虫などがひどくなり
潰瘍や壊疸になってしまうことがあります。
足を守るためには、日頃から足を
よく見て手入れすることが重要となります。
<自分の足をチェックしてみましょう>
皮膚は乾燥していませんか?
足の形や皮膚の色に変化はありませんか?
足の形や爪の色に変化はありませんか?
水虫・タコ・ウオノメはありませんか?
膿が出ることはありませんか?
1つでも当てはまるものがあったら、毎日のお手入れが大切になります。
<お手入れのポイント>
- 毎日足を見て傷や火傷、タコ、水虫などがないか、
皮膚が変色していないか観察しましょう。 - 足を清潔に保つため、足の裏や指の間も
丁寧に洗い水分をよく拭き取りましょう。 - 皮膚が乾燥しやすい人は、クリームやローションを塗り乾燥を防ぎましょう。
- 伸びた爪や深爪は傷のもとになります。
爪の先がまっすぐになるように切りましょう。

歯の衛生
歯ぐきの感染症である、
歯周病にかかりやすく治りにくいことが知られています。
歯周病の原因である口の中の細菌は血糖が高いと繁殖しやすくなります。
<歯周病で歯を失わないための予防>
- 毎食後と寝る前、1目4回丁寧に歯を磨き、歯間の汚れも禽間ブラシで磨きます。
1回に5分以上かけて、磨き残しのないように丁寧に磨きましょう。
義歯(入れ歯)の場合も、毎食後の洗浄を心がけましょう。
- 定期的なチェックを兼ねて、
半年に1回は歯科を受診して歯石を取ってもらいましょう。
排便コントロール
血糖値が高くなると、
尿に糖が出ると同時に水分も一緒に出るため、多尿になります。
そのため、体は脱水状態となり便秘になりやすくなります。
<便秘予防>
- 時間を決めて排便を試みましょう。
- 適度の水分補給、食物繊維の摂取を心がけましょう。
- 適度の運動を行ないましょう。
- 頑固な便秘があるような場合は、医師に相談しましょう。